☆残暑の妄想。

立秋過ぎてツクツクボウシが鳴くようになっても、暑いものは暑い。

アイデアスケッチ帳より

この時期の入道雲はどこから見ても美しい。


かき氷を作るように紺碧の空に上昇していく姿や、
赤と黄色のシロップをかけられてクラシカルな絵画のような佇み。

眉を潜めて見上げるビルの谷間に。
爽快なドライブ途中の山間に。
気だるいプール帰り、住宅地の彼方に。
不意にそのシーンに襲われると、思わず上ずった声が出てしまう。

雲は、いつでもボクの絶好のモチーフだ。

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