★ブリューゲル展+個展4日目。

午前中、東急Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催中の
「ブリューゲル版画の世界」を見る。


ブリューゲルといえば、
農民画家という称号や、足のはえた魚等の空想の奇妙な動物達が有名です。
エントランスを入るといきなり、大画面テレビでその動物達がお出迎え。
これがよく出来た動画で思わず見入ってしまいます。
ブリューゲルを知らない人や子供達には、インパクトの強い導入ですね。


江戸時代の浮世絵に、画家と木版の彫師と刷り師の分業性があったように、
ブリューゲルが生きた16世紀には既に、
銅版画で同じシステムが存在していました。

驚くべきは、ブリューゲルの感性や画力が霞んでしまうその彫版氏の技術。
1mm幅の中に何本もの線を平行に綺麗に並べる、ロボットのようなスキル。
ハッキリいってボクには出来ませんし、
実際ブリューゲル自身が、彫版した作品もありましたが、
稚拙でした(キリッ)。

マンガテクニックの奥義を見たような、妙な気分になり会場をあとにする。


個展4日目。今日もやっぱり猛暑日。
伸びた髪の毛が、暑くてかなわない。明日は切ることにしよう。

午後には、仕事でお世話になっている方に続々と来ていただく。
といっても、ちょうど一通りお話出来る間隔でありがたい。

話に夢中になって一部の方しか写真に記録できなかったのが残念!

通りすがりの一見さんはさすがに少ない。
知らないギャラリーに、絵に興味のない人が入ることなど、
趣味じゃないブティックに入るようなものだと百も承知しているので、
いきなり一見さんに入ってこられると、
この人何者と、こっちがビビってしまう(笑)。

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